上)東日本大震災の直後、2011年3月13日。
下)3年ぶりの帰省時、2022年8月2日。
震災前、この橋の位置からは日和山を見渡すことなど出来なかったはずなのに。
一般住宅は何もない。
あるのは鉄筋コンクリート造りの建物が少し。
あとはガレキ...。
11年と6か月。
月命日です。
東日本大震災で亡くられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。
そして被災されたすべての方に心からお見舞い申し上げます。
先月、約3年ぶりに実家の宮城県名取市に帰省することが出来ました。
生まれ育った閖上という小さな町は漁業が盛んな港町でした。
家から港まで向かう途中には日和山公園という小さな公園がありました。
子供の頃はその公園で友達とよく遊んだものです。
公園の名前の由来となった山でしょうか。
山と言っても8メートルほどの高さの小さな山。
それでも子供の頃はそれなりに大きく思え、山全体が木で生い茂っていてちょっとした森のようにも思えていました。
ケードロ(警察・泥棒に分かれて遊ぶ鬼ごっこ)したのが楽しい思い出です。
しかし大人になって久しぶりに見るとかなり小さく見えます。
自分が大人になったからなのか。
それだけではなさそうです。
震災の時には日和山を軽く飲み込む10メートルの津波が襲ったといいます。
津波よって浸食されたんでしょうか。
赤い鳥居や階段に取り付けられた手摺は震災後に付け替えられたもの。
看板が設置され震災の悲惨さを物語っています。
生きていく上で「当たり前」なんてないのです。
震災などの自然災害、そしてコロナなどの感染症…
自分への戒めとして月命日にブログを書いてしまいます。