東日本大地震から10年と10か月が経ちました。
あの忌まわしい日を思い出させる月命日です。
時間や場所、天候などいつどこで災害に遭うかわかりません。
避難場所について常日頃から家族間で事前に話し合うことが大事です。
震災当時、仙台空港のすぐ近くに職場があった弟は目の前まで迫りくる津波から命からがら逃げ、2階建てだった職場の屋根に上りギリギリのところで助かりました。
その夜は雪の降る中、凍えながら過ごしたと聞きました。
辺り一面は津波によって浸水し屋根から避難出来ないまま。
遠くに見える閖上地区はあちらこちらで火災が発生し、上空をヘリが飛び交う...。
さぞかし不安で怖かったことだろう。
震災からしばらくは浸水したまま。
数日が経ってやっと弟の車を捜索に。
弟の職場の近くで車をなんとか発見出来ましたが当然廃車です。
他にも流された車やドラム缶、漁船など...目を疑うような酷い景色です。
東日本大震災のような大規模な地震では、ライフラインは寸断され復旧までには時間がかかります。
震災直後はガス、電気、水道は止まり、電話も繋がりません。
普段からの備えも必要です。
我が家では、ペットボトルで水の買い置きをし、クローゼットの奥には石油ストーブを常備してあります。
万が一の際にはキャンプ用品も役立ちます。
一まとめにしすぐに取り出せるように。
あの震災の経験を教訓に。
東日本大地震で亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともにご家族の皆様にお悔み申し上げます。