東日本大震災から11年と5か月が経ちました。
先日の夏季休暇を利用し3年ぶりに故郷の閖上に帰ることが出来ました。
帰ると言ってももう実家も無いし両親がいるわけでもありません。
閖上の風景は震災前とはだいぶ違います。
新たに区画整理され居住地区は約3メートル嵩上げ。
結果、子供の頃の見慣れた風景はもうそこにはありません。
それでもお墓に線香を上げ花を手向け手を合わせる。
するとなんだかホッとしました。
供養が出来てよかった。
震災メモリアル公園にある慰霊碑。
海岸から約170メートルのこの場所に到達した津波と同じ高さの8.4メートル。
震災により犠牲になられた方が天に昇っていくイメージと、復興に向け上へ伸びていく姿を表しています。
改めて間近で見ると当時の津波の高さに驚きます。
「亡き人を悼み故郷を想う 故郷を愛する御霊よ 安らかに」と刻まれています。
そして芳名版には名取市で犠牲となった964名の名前が記されています。
東日本大震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともにご遺族の皆様にお悔やみ申し上げます。