地面の上に乗っている積雪の層の全てが雪崩れるのを「全層雪崩」といいます。
4月16日(火)、湯殿山東斜面で全層雪崩発生したとその直後に連絡が入りました。
地元友人らは当日、湯殿山バックカントリーに出掛けていたとのこと。
湯殿山の山頂に登頂後、滑走準備をしてドロップする直前だったらしくメイン斜面の中腹付近から雪崩れていくのを見たと。
つい数日前に自分も滑った同じ斜面です。
写真からも地肌がくっきりと確認できます。
斜面中腹から完全に寸断されてしまったそうです。
デブリが凄いことになっています。
山頂からスキーヤーらが滑り切るのを見届けた後にドロップしようとしたら…!
幸いにも巻き込まれた人は居ないようです。
こんな雪崩を食らったらタダでは済まないでしょう。
数分前にドロップしていたら…
あの時の休憩時間がもう少し短かったら…
そう考えるとゾッとします。
とにかく無事で何よりです。
気温が高まる春には、雪解け水や雨水が雪と地面の間に流れることで発生しやすいと言われています。
春は厳冬期に比べ気温が高まり、穏やかな気象状況です。
再度気を引き締めなければいけません。