あの日、早起きして滑りに向かう車の中で震災の事を知りました。
自宅を出て車で一人運転しているとカーラジオから地震を知らせる報道が聞こえてきました。
なんだか大きい地震があったらしい。
死者も数人出ているらしい。
当時はカーナビなど無くましてやテレビも見ることが出来ない車内。
日も登っていない早朝、どこか遠いところで起きたちょっと大きい地震...その程度にしか思ってなかったんです。
自宅から目的のスキー場までは約3時間ほど。
リフトはペアが2本あったような。
現在は1本のみ。
知る人ぞ知るハーフパイプで有名なスキー場なのです。
日本で初めて公式ハーフパイプが常設されたことで有名です。
コンクリートで土台が出来ていて、パイプのすぐ横にロープ塔がありロープにつかまって登れるのでノーハイクで楽しめます。
さらにはソチオリンピックと平昌オリンピックの2大会連続銀メダル獲得した平野歩も通ったスキー場。
歴史的ハーフパイプなのです。
その横根スキー場で滑るために車を運転していたところでした。
横根スキーから40分ほど車を走らせた街に先輩が住んでいて。
そこで1週間お世話になりながらスキー場まで通って毎日滑り込みました。
しっかりと滑り込んでくたくたになって先輩の住むアパートに着いてびっくりです。
テレビは全て震災の被害を伝える映像ばかり。
火の海と高速道路の橋脚が倒壊した報道は本当に驚きました。
有り得ない映像ばかりでした。
時間が経つにつれ地震の被害が明らかになってきて、死者数がどんどん増えていく報道が衝撃的で今でも忘れられません。
建物の倒壊や火災などが相次ぎ、震災後の災害関連死も含めると6434人が亡くなったそうです。
亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、ご遺族の皆様にはお悔み申し上げます。
合掌。