天気は良くないもののここしばらく滑りに行けてなかったこともあり気分は上がる。
仕事が終わってすぐ鶴岡へ向かいます。
23-24シーズン滑走28日目は鳥海山です。
昨年のゴールデンウィークにとても楽しかった思い出の鳥海山バックカントリー。
5月4日も鳥海山の予定もあったので下見も兼ねて行って参りました。
鳥海ブルーラインの開通が8時。
開通待ちの車は我々の前に1台のみ。
待っていても車はほとんど上がって来ない。
連休の合間の平日だからか、それとも天気が悪いからか…
「平日だから人が居ないのだ…」と言い聞かせながらゲートオープンを待つ。
ゲートオープンしたら九十九折りのブルーラインを登り駐車場に到着。
積雪はやはり去年に比べても明らかに少ない。
前回は白馬バックカントリーにお越し頂いたお客様。
いつもありがとうございます。
準備を済ませてハイクアップをスタートです。
12時から雨予報。
その前に目的の斜面に辿り着けるのか。
登り始めの急登がかなり薮が濃い。
ここから登れる賞味期限はギリギリか。
登り進むと時折り嫌なガスが…。
本当に誰もいない。
鳥海湖までもう少し。
形の良い馬鹿デカい壁が続きます。
当て込みながら滑り降りたら気持ちイイだろう…。
鳥海山は360度どの方向にも滑り降りることが出来る独立峰です。
体力と時間さえあれば滑走ルートは果てしなくあります。
夢が広がります。
標高を上げていくとガスが濃くなってきて…。
これ以上のハイクは無理だろうとモードチェンジ。
風も強まり汗をかいた体が一気に冷やされます。
滑走準備完了。
ガスが抜けるのを待たないことにはちょっと危険。
一瞬でも抜けてくれたら…とこの待ち時間が長い。
強風で隣同士の声も聞こえません。
40分ぐらい待っても回復の兆しはなし。
諦めて連なって滑走スタート。
登ってきたルートで降りましょうと。
見えない。
しかも走らない。
壺足で登り返します。
登り返しも最小限になるように。
1ピッチ目で滑走面は真っ黒に。
しかもスクレーパーでもなかなか落ちない。
ねっとりとした油のようにしつこい。
春はキッチンペーパー、リムーバー、スクレーパーは必需品です。
クリーニングこらのワックスがけもOK。
気を取り直して下まで一気に滑り降ります。
ボードも走りは良かったり悪かったり。
気持ちイイ滑りも出来ました(少しですけど)。
あまり贅沢は言えません。
ライディングはこの1枚だけ。
登りに苦戦した薮。
辛うじてまだ雪は繋がっているものの、倒れた笹で転倒に繋がります。
藪の中に背中から転倒し一瞬身動きが取れなくなる場面もありました(自分)。
まるでクモの巣に囚われた虫みたいに。
なんとかフィニッシュ。
不思議と顔は満足気です。
無事に下山することが出来ました。
お疲れ様でした。
4日は天気も良さそう。
気温も高く融雪も進みザブザブでしょうか。
祓川からのスタートになるため駐車場までの車移動も、ピークまでの道のりもだいぶ長くなりそうです。
景色を楽しみつつ仲間達とワチャワチャ楽しみたいと思います。
宜しくお願いします。
お疲れ様でございました。