今日で東日本大震災から12年8ヶ月です。
だいぶ前の話になる。
公開してしばらくしてから映画「スズメの戸締り」を観に行った。
観られる映画館が残り少なくなってからだったのでかなり遅いギリギリのタイミングだった。
アニメーション映画って...?
今まで映画館でわざわざ観る事が無かった。
もっとも年を重ねてからは映画館に行くこと自体無くなっていたし。
しかし、東日本大震災がテーマになっていると聞いてからいつかは観てみたいと思っていた。
新海誠...と聞くとだいぶ話題になっている監督だというぐらいしか知らない。
描かれているテーマは「震災の話」という予備知識しか無いまま一人で観に行った。
主人公の高校生の鈴芽が、日本各地を舞台に災いの元となる「扉」を閉じながら過去と向き合い成長していくロードムービー。
直接作品の中では表現されていないけど主人公の鈴芽は岩手県出身の少女という設定らしい。
物語の中で聞こえてくる緊急地震速報(実際のアラート音とは違う)に恐怖を思い出したり、主題歌のメロディーが何とも言えない思いにさせてくれたり。
神秘的な要素が少し難しく感じるところもあったが、それ以上に人間ドラマや生きる事の素晴らしさ、命の儚さなどのメッセージ性を強く感じた。
東日本大震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、ご遺族の皆様にお悔やみ申し上げます。