23-24 SALOMON(サロモン)のラインナップの中で個人的に一番驚いたのがDANCEHAUL(ダンスホール)の154CMでした。
PRO(プロ)シリーズが話題の中、もちろんHPS(エイチピーエス)は間違いないところ。
ですが、侮ることなかれこのダンスホールの乗り心地がゲレンデ使いには最適な1本です。
特にサイズ感が大事になってきます。
147CMでもなく、152CMでもない、この154CMが絶妙な乗り心地!
今シーズンより152CMと157CMのサイズの間に新たに設けられた154CMが優秀過ぎました。
この幅広いウエスト幅のお陰もありサイズダウンして選びがちです。
短いサイズを選んだとしてもボード全体の太さがあるので安定感が損なわれません。
身長168CMの自分なら152CMでもじゅうぶんなのですが、2CMアップの154CMをテストしてみるとこれがまた抜群の操作性と安定性でした。
だいぶ太めのシェイプですがフレックス自体はミディアム・ソフトなのでとても扱いやすい。
バランスがかなり良いのでしょう。
このテール形状がフリーライドボードを演出してくれますが、ボード全体を横から見るとASSASSIN(アサシン)などと同様にロックアウトキャンバー形状です。
SUPER 8(スーパー・エイト)や、TAKAHARU NAKAI(タカハル・ナカイ)のようにノーズだけが大きく可変するキャンバーではなく、ノーズ&テールが同じように可変するキャンバーです。
そこまでフリーライド指向が強いボードではございません。
振り切ったディレクショナル系フリーライドボードに抵抗感を感じる方には、極力違和感ない乗り心地が味わえると思います。
ライディングスタイルに囚われないで1本で全てを楽しみたい…
太めのボードに挑戦したい…と思う方にお薦めのモデルです。
ゲレンデ内ならどこでもコレ1本で難なくこなせるはず。
個人的には問題全く無しですが、パキッとした少しレトロなカラーリングは好みがわかれるような気もしなくも無い。
気になる方はどうかお早めに。