今シーズンに入ってスキー場内で起こったショッキングなニュース。
16日、湯沢のかぐらスキー場でスノーボードをしていた女性がコース内に積もった雪に埋まっているのが見つかり、病院に運ばれたが死亡。
26日、新潟県の湯沢パークスキー場でスノーボードをしていた男性が雪に埋もれ、病院に運ばれたが死亡。
いずれもスキー場のゲレンデ内で起きた事故というから驚きです。
12月にして近年稀に見る大雪で各地災害級。
当時のゲレンデはどこもかしこも吹き溜まり状態だったのでは?
転び方によっては上半身が埋まってしまい、身動きが取れない状態が続き、深々と降り積もる。
周りからもどこに埋まってしまったかもわからないまま時間が経ち...
見つかった頃には時すでに遅し。
自分自身も似たような経験があります。
腰近くまで深いパウダーでは転倒してしまうと立ち上がれなくなりそうに。
手をついて上半身を起こそうとしても手はズブズブと埋まっていく。
ケツを着こうものならボードの位置よりも上半身は低い位置に下がり起き上がれない。
やっとの思いでバインディングからブーツを外し、足を着こうとするとまた同じこと。
状況によっては軽いパニックになりそうです。
こうならない為にもパウダーでは転倒しないことがかなり重要になってきます。
停まる場所も重要です。
一旦停止しても滑り出せる位置に止まること。
当たり前のことですが、不慣れな人には上手くいかない場合が多々あります。
パウダーではバインディングを外して、また着ける作業がかなりの労力を伴い体力の消耗に繋がります。
ストレスを少なく楽しむためにはある程度スキルが必要になってきます。
しっかり習得したいところです。
記録的な大雪で各地被害が報道されていましたが、管理されたゲレンデの中でも死亡事故は起こり得るということです。
他人事ではございません。
ラニーニャがもたらす恵みの雪は思いもよらない形で大きな被害を引き起こすかもしれません。
本格的にシーズンを迎えた今、もう一度気を引き締めなおす必要があるようです。
亡くなられた方のご冥福をお祈り申し上げます。