決着が見えないアメリカ大統領選挙。
このままバイデン氏の当選で落ち着くのか。
それとも何かどんでん返しがあるのか。
東日本大震災から5か月後の2011年8月に当時副大統領だったバイデン氏が、我が故郷の宮城県名取市を訪れていたと報道で数日前に知りました。
被災者の皆様は励みになったのではないでしょうか。
何も無くなってました。
住宅の基礎が少しだけ残っていましたがほとんど跡形がありません。
津波の威力がどれほどだったのか計り知れません。
向かって右側が家屋があって、左側には作業場がありました。
親父は自営で機械加工・金属加工業を営んでおりました。
左側の基礎が黒いのは長年の作業で油がしみ込んだ跡。
親父は30代で独立し借金をしながら設備投資をし景気が良い時代には寝る間を惜しんで働いてきました。
旋盤やフライス盤など機械加工・金属加工では必要不可欠な機械が作業場に所狭しと並んでました。
生粋の職人気質で人付き合いは上手な方ではなかったけれど、腕は確かで仕事に誇りを持っていた親父でした。
自分は25歳まではスノーボード中心の生活をしていましたが、長男であるということから親父の仕事を継ぐ決心で取引先の会社に就職しました。
「継いでほしい...」と言われた訳ではありませんでした。
親父のような一人前の職人になる為には何年もかかるだろう。
25から始めても遅いのかも...と思いながら。
いざ同じ仕事に就いてみて親父の偉大さを知りました。
今思えば本当に尊敬できる立派な親父だったと誇りに思います。
残念ながら途中で辞め今の仕事に就くことになりましたが、「辞めるな...」とかも一切言われませんでした。
すでに諦めていたのかもしれませんが(笑)。
震災なんて来なければ...と当時は何度も思いました。
これから待ちに待ったスノーシーズンが始まろうとしている矢先に、コロナウイルス第3波の襲来を心配する声が。
北海道から1ヶ月遅れで東京・大阪に第3波がやってくるであろうと。
来ないようにと祈るばかりです。