ゴーグルの接客の際、高い確率で言われること。
「目が見えないのがイイんです!」
…見えないレンズ?
外から見られた時に目が透けないのが欲しい…
そう言う意味のようです。
特に経験の浅い初心者のお客様ほど同じことをおっしゃります。
つまりはミラー系レンズや、色の濃いレンズのこと…だと思います。

各メーカーから様々なレンズカラーが販売されています。
ゴーグルやサングラスに使用されるレンズには、可視光線透過率という数値で濃淡が表現されます。
これは、レンズがどれくらいの割合で光を通すかを示す数値です。
数値が低いほど光を通しません。
外から見た時に目は透けず、レンズの色は濃くなります。
逆に、数値が高いほど光を通し目は透けて見えレンズの色は薄くなります。
晴天時は眩しさを抑えるために濃いめのレンズカラーで。
日差しの少ない悪天候時やナイターでは薄めのレンズカラーで。
このことから、もし「透けないのがイイ」という見た目だけの理由で、余りにも濃いめレンズカラーを選んでしまうと、状況によっては雪面が見えづらくストレスを感じることも出てくるでしょう。
滑っていると天候が急変してしまうことが高い確率でありますから。
視界が悪ければ安全に楽しむことは出来ません。
どんな状況で滑ることが多いのか?
・晴天率の高い標高の低いゲレンデが中心
・逆に高いゲレンデが中心
・仕事終わりのナイター中心
滑走時の天候などによってレンズカラーを使い分けれるのが理想的です。
スペアレンズやスペアゴーグルを予備に携帯するのもあり。

レンズ交換が簡単なシステムを搭載したゴーグルも販売されております。
また、天候(紫外線の量)によってレンズの濃淡が変化する調光レンズも現在ではトレンドです。
デザイン性も大事。
機能性も大事。
両方を兼ね備えたベストなゴーグルを選びましょう。