
今シーズン使用中のバインディングは、FLUX SR(フラックス・エスアール)。
昨シーズンの XF(エックスエフ)に比べ柔らかい。
ハイバックもブッシュも柔らかい設定になっています。
それを理解した上で使用しておりましたが、やはり反応のスピード感がしっくりこない。
そんな時はフォワード・リーンの調整を行い反応を高めてみましょう。

本来ならばアジャスターが付いているものですが、FLUX(フラックス)では近年はそれそのものを無くしたモデルが多数販売されています。

無いから調整出来ない...訳ではございません(調整不可のブランドもございます)。
調整方法は下記の通りです。

画像はDS(ディーエス)。
ハイバックの付け根がベースプレートとビスで連結されています。
この付け根部分が長穴になっており目盛が明記してあります。
ビスの受けである金具の中央と、ハイバック側の目盛を合わせ段階的に調整が可能となるのです。

固定ビスを緩めて「1」から「3」に変更したところ。
このように内側、外側共に調整します(場合によっては片側だけの調整もあり)。

納品時は「1」のまま。
ハイバックの角度に注目して頂くと…

調整して「3」にしたところ。
角度が違うのがおわかりいただけるでしょうか。
画像では少しの違いしかないようにも思えますが、実際には少しの調整でも乗り心地がだいぶ変わります。
角度がつく程にブーツの背面に対するハイバックの設置面積が増え反応が高まります。
より切れのあるターン、反応の高さを求める際に有効的な調整方法となります。
実際に今回調整してみると好みの乗り心地に近づきました。
自由度もありながら反応も早い。
ひとりひとり好みも違うので、段階的に調整をして試してみると良いと思います。
違いを知るとまた楽しくなってくるかもしれません。
詳しくはご相談くださいませ。