自宅アパートを出発したのが夜中2時半。
糸魚川までは高速道路で2時間半、そこからは一般道で1時間の道のりです。
前日までの降雪で道路はツルツル。
道中は到着までずーっと。
気が抜けません。
待ち合わせ場所に7時過ぎ集合なので小谷村のコンビニで数十分の仮眠。
やはり遠い...。
そして眠い...。
この日のお目当ての北斜面。
どんな一日になるのでしょうか。
滑り降りてくる最終ポイントに車を停めさっそく準備に取り掛かります。
準備しているとすぐにお客様と合流。
転勤して以来の再会です。
会って早々に「これ、ガイド料の代わりに～」って日本酒を頂きました。
お気遣いに感謝です。
そしてそのお客様の車でスキー場の無料駐車場へ移動。
入山届を済ませ山頂を目指します。
ゴンドラの列は思っていたよりは少ないような…？
兎平から見上げるとまだ雲が。
抜けてきました。
平日だというのにバックカントリーエリアへの入口となるゲート付近は超混雑。
大量降雪の後の快晴ですから皆さん狙ってきてます。
準備万端、いざ出発。
数年ぶりに使用するスプリット。
シールの経年劣化で使用を控えておりました。
先日、KARAKORAM（カラコラム）のシールを購入したので今後はスプリットです。
だいぶ古いモデルですが、JONES SOLUTION（ジョーンズ・ソリューション）158CM。
松本在住時は何度となく一緒に滑っていたお客様ですが、今シーズンはこの日がお初。
松本を離れてからもご贔屓にしてくださり、スノーボード用品のご購入の際はいつも連絡をくださいます。
感謝感激です。
ありがとうございます。
何度見ても凄い景色。
澄み渡る青い空と、降り積もったばかりの白い雪。
本当に美しい。
ここからすぐにドロップするルートも考えましたが諦めてもう少しハイクアップ。
早く滑りたい気持ちを抑えて標高を上げて行きます。
途中でハチクルーのマッキー（北江正輝）と小林優太くんらに遭遇。
会話も早々に切り上げ彼らは撮影に、我々はもう少し登ります。
この辺りはいつも風があります。
そろそろ滑りましょうか…。
今日の1ピッチ目はここからドロップインです。
先行者のラインを避けて少しでも奇麗な面を滑りたい。
準備を済ませたら行きましょう。
気持ちいい…最高です。
最初はノール地形なので刻みます。
まだまだ続きます。
ナイススプレー！
ラインが入っているものの気になりません。
ひとしきり無名沢を楽しんだ後は少しトラバース。
休憩を入れてからの少しだけ次の大斜面へ向け登り返し。
登り切ればガラガラ沢のトップ。
絶景です。
景色を堪能し準備をしたら行きましょう（店舗のInstagramでライディング動画をアップしました）。
滑り切り振り返ればそのスケールのデカさにまた驚いてしまいます。
無数に入ったラインでも自分の描いたラインが辿ってみることができます。
ラインだらけではありますが滑走には不思議と気になりません。
まだまだ終わりません。
そしてまだまだ軽く深い雪、最高です。
最後には試練が待っております。
デブリの中をトラバース...
これが一番つらい。
我々の直前のスキーヤー2人組は派手にドボンしてました。
膝ほどの深さですが足を滑らせ転んでしまえば最後、首までズブ濡れです。
神奈川から来たようですが最後の最後に洗礼を受けておりました。
そうこうしているうちに後ろはツアーガイドと参加者らしきスノーボーダーも現れました。
無事に渡り切らないとというプレッシャーを感じながら。
ドボンと落ちてしまう姿を披露してしまうのか...。
結果ブーツを少し濡らす程度で済んだようです。
今回もザイルを携帯していて助かりました。笑
無事に滑り終えた安堵と達成感。
来てよかった。
お疲れ様でした。
そしてありがとうございました。
駐車場でコーヒー淹れて頂き少しだけまったり。
次は3月ですね。
解散してから一般道で4時間ノンストップのロングドライブ。
帰りの運転がバックカントリーよりも危険だったりして？
お疲れ様でした。
