NICE DAY blog

スノーボード関連用品の販売員。数ある販売店がある中で当店を購入店に選んで頂いたお客様へ、また今後ご購入いただくであろう未来のお客様へ向けスノー情報発信ブログ。

【スノーボードの滑走面の精度】

グルメサイト「食べログ」の評価に固執し過ぎる人が身近に居たりします。

 

そんな奴の気が知れません。

 

僕自身、点数で店を選んだことなど一切ありませんけどね。

 

でも、もし不条理な採点方法だったとしたら店側もたまったもんじゃない。

 

死活問題です。

 

 

 

スノーボードの滑走面の精度。

 

キャンバーやハイブリッド、ダブルキャンバーと色々な形状(ベンド)があります。

 

形状の種類は多くありますが、いづれにせよ本来ならサイドエッジの間は平らでなければなりません(構造上特殊な3Dソール等もありますが)。

 

仕事柄シーズンを問わず毎日のように沢山のスノーボードを手に取りますが、メーカーによってその品質に大きな差があることがわかります。

 

 

 

一番わかりやすいのはワックスをかける際です。

 

画像のボードですが、ホットワックスをかけた際にワックスが乗っていない部分があるのがおわかりいただけますでしょうか?

 

エッジの少し右側の部分にはまったくワックスが乗っていません。

 

大きい筋状にとでも言いますか...。

 

アイロンの面の大きさが15センチほどです。

 

この僅かな15センチの面を当てた際にこれだけワックスが乗らない部分があるって...。

 

滑走面には高低差があり平らではない、ということです。

 

しかもだいぶ長い範囲で。

 

ブランド名はあえて言いませんが最大手のスノーボード総合メーカーです。

 

ここのブランドのスノーボード、今始まったことではなく昔からこのような商品が多いんです。

 

かなりの確率でコンベックス、コンケーブの形状になってしまっているものが多くあります。

 

偏見でもなく紛れもない事実。

 

お買い求めいただいてホットワックスの作業中は罪悪感にさいなまれてしまいます。

 

ご自分でホットワックスをかけないとなかなか気付かないかもしれません。

 

お店任せだったりワックスがけの頻度が少ない方は改めて要チェックです。

 

あまりにひどい場合はチューンナップ業者でフラット出しをお願いしたほうが良さそうです(と言うかここのブランドならば商品のグレードに関わらず出すべきかなと)

 

操作性自体が大きく変わってきますから。