木々の間に遠く見える真っ白な斜面。
たった今滑り落とした斜面です。
時折り振り返り、眺めては溜め息が出る。
下山する直前の判断で...
こんなにもパウダーでノートラックの斜面を、このまま残した状態で帰れるのか?
皆がそう自問自答したかどうかはわかりませんが、南斜面をおかわりしました!
欲張りの欲しがり屋さんです。
路面にはだいぶ雪があったのでもともとデポチャリは無し...。
朝のうちに断念していました。
なので駐車場まで徒歩で40分ぐらいでしょうか。
早歩きで急いで名木山リフトへ向かいます。
もし今朝同様に山頂のグラート・クワッドが動いてなければ諦めましょう、と。
そしたらしっかり動いておりました。笑
正直バックカントリー1ラウンドをみっちり滑って、さらに40分歩いてからではなかなかの疲労感です。
グラートを降りてみればもうそこには誰も居ません。
登山客2名が下山してくるのみ。
この時間からハイクアップ開始の人なんてどこにもいません。
天候も安定しています。
ハイクアップは極力短め。
早々にドロップインです。
このスケール感、伝わりますでしょうか。
うねりのある地形。
地形を活かしたダイナミックな滑りを意識。
もう日が傾き斜面は影の中。
その分締まった雪でさらに走ります。
気持ちいい。
ゲレンデでは決して体感できない貴重な斜面。
バックカントリーでの経験は滑りの技術に幅を持たせてくれます。
迫力ある滑りにはスピード感が必要不可欠。
朝一のグラートが止まっていた事と、徒歩40分が効きましたね。
対策を考えないといけません。
滑り終わってみれば無事に帰れたことに安堵と感謝。
なんとも貴重な一日となりました。
かなりハードなスケジュールとなり、お初のお二人にはきっと負担が大きかったはず。
初日からすみませんでした。
そしてお疲れ様でした。
当店で、ましてや僕からご購入頂いている上顧客様ですから。
何を買うか...ではなく、何処で買うか。
そして誰から買うのか...コレが大事。