東日本一帯を襲ったマグニチュード9.0の巨大地震は、10年4ヵ月以上たった今でも、忌まわしい記憶として深く刻み込まれています。
生まれ育った故郷の閖上は大津波によって何もかもが流されてしまいました。
町ばかりか父親の命までをも奪い去ってしまったのです。
10年が経ち今では沿岸部の景色は大きく変わったようです。
高い防波堤が出来たり、嵩上げされたり、居住区と非居住区を別けたり町のレイアウトそのものが大きく変化してきました。
閖上には昔「サイクルスポーツセンター」という施設がありました。
子供の頃、親に連れられて遊びに行った記憶があります。
当然、震災により壊滅的な被害を受けしばらくの間は復旧工事が進められてきました。
そして昨年の秋に新しく生まれ変わりオープンしたそうです。
サイクリングロードはもちろんのこと、なんとスケートパークも出来たというからびっくりです。
東京五輪から正式種目になったスケートボードですから、今後あちらこちらにパークが出来てくることでしょう。
楽しめる場所が無く、夜な夜な街頭の光に集まる虫のように、商業施設の駐車場で汗を流したあの時代とはまるで違います。
いちスポーツとして認められたということですね。
こういった施設をフックに閖上の復興・発展に繋がればと期待します。
同級生から送られてきた閖上のパーク写真。
綺麗なコンクリートはただプッシュしているだけでも気持ちイイ。