毎度恒例チャリンコをデポ。
今回降雪後のバックカントリーです。
20-21シーズン18日目。
白馬八方のバックカントリーでした。
以前にバックカントリー用品一式をご購入頂いていながらなかなか約束が果たせていなかったお客様とのマンツーセッションでした。
ゲレンデセッションを何度か体験頂いて、いずれはバックカントリーに挑戦したいとご相談を受けておりました。
ならばと、ビーコン、ショベル、プローブ、ポール、ザックと一通り用品をご購入頂いたのが先シーズンでした。
これからバックカントリーへと思った矢先コロナウィルスの影響で各スキー場が軒並み早期クローズ...
バッカントリーエリアにアプローチするためのスキー場がクローズとなってしまったこととお互いのスケジュール、コンディションの兼ね合いで今回が初BCセッションと相成りました。
彼と滑る時はいつもコンディション良好です。
お陰様で今回も。
前日に乗鞍岳で雪崩により死亡事故があったばかりで心配もありましたが、白馬エリアは安定しているようでしたのでなんとか遂行できました。
肝心の雪質はと言うと、決して深い積雪ではありませんがしっかりと走る良い雪でした。
何よりも先日まで黄砂の影響か雪面は茶色く汚れていたのが今回は真っ白。
気持ちイイ雪面が見れて最高でした。
前回、前々回ドロップポイント。
この解放感!
滑り出したい気持ちを押さえつつ。
この日はこちらとは逆の北斜面に滑り降ります。
1本目、ドロップイン。
いかにも風当りが強い所は超ハードバーンだったので必要以上に標高は上げず滑り出しましたが、大正解でした。
イイ感じです。
2本目。
なるべく綺麗な面を狙って沢を選び先導します。
彼が滑り出すと遠く離れた僕のところまで声が聞こえてきます。
「おぉぉぉ~!」
「やば~っ!」
でしょうね、でしょうね。
3本目。
また声が聞こえてきます。笑
初めてのバックカントリーでこんなところを滑れるなんて...!
一瞬で白馬エリアのバックカントリーに魅了されてしまいます。
ここから一気に標高を下げていきます。
脅威すら感じる斜面を滑り切り少し安堵。
しかし、最後の砦「南滝」を高巻きし迂回するまでは気が抜けません。
クラックが入る急勾配をなんとか登り一休み。
吸い込まれるように。
サイドスリップで慎重に滑り降りながら左手に南滝。
圧巻です。
滑り降りた斜面を振り返り、改めて無事であることを確認。
今回はいろいろヤバかった...。
いつもとは比にならないほどアドベンチャーなセッションとなりました。
貴重な経験です。
無事に下山出来て何よりです。
お疲れ様でした。
結果的に最高でした。
これに懲りずにまた行きましょう!