東日本大震災から9年3か月です。
時が立つのは本当に早い。
あの日は福島県のアルツ磐梯スキー場に居ました。
午前中は最高のパウダーでした。
会社のイベントで、多くの職場の仲間たちや取引先の皆様と一緒でした。
今まで感じたことが無い強い揺れ。
スキー場内に震源地を知らせるアナウンスが流れて、それを聞いてすぐに実家に電話をしました。
父親は自営業のため、自宅にいるはずと思い何度も電話をしましたが繋がりません。
さすがにこれだけの揺れであれば間違いなく津波が来るだろうと。
無事に非難していてくれと願うばかりでした。
イベントは一時中止となり、スタッフみんなで待機。
すぐさまカーナビのテレビでNHKをチェック。
するとまさに自分が生まれ育った実家の閖上が、黒い津波に飲み込まれていく映像でした。
冷静なはずのアナウンサーは慌てふためき、取り乱す声...。
全身に鳥肌が立ち、すぐにでも泣きそうでした。
スキー場の駐車場で愕然としたのを、昨日のことのように覚えています。
下記のリンク内の「空から撮影された名取川を遡上する濁流」が閖上です。
父親はこの黒い津波で車諸共流されてしまいました。
月命日には震災を思い出し、少しでも実態を知り、防災のために何ができるのかを考えないといけません。
例年なら3月には必ず宮城へ帰るはずですが、新型コロナウイルスの影響で今回は見送りました。
実家のあったはずの閖上へ帰り、両親の墓石の前で供養をする。
片道7時間をかけて夜な夜な東北自動車道を北上します。
そんなロングドライブをしなくて済むのは有難いけれど、なんだかやっぱり寂しいものです。
盆には帰省出来るのでしょうか...。
『東日本大震災』
死者1万5899人、重軽傷者6157人。
震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。
そして、被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。
合掌。