もしも、車の購入を考えていたのなら、お目当ての車の試乗はしますか?
もちろん自分はします。
高額な出費ですし、失敗したくないですし。
買った後になってから「思っていたのと違う...」、「乗り心地が良くないぞ...」などとは後悔したくないものです。
スノーボード用品も同様にお試し頂いてからだとさらに間違いなく、ご納得も出来るはずです。
それが難しい場合には、実際に試した人の意見を参考にするのが良いでしょう。
買い物をする時、食事をする時、口コミを確認する!という人はきっと少なくないはずです。
ただし、ネット上に横行する根拠のない評論家ばりの意見に惑わされないことが大事です。
スノーボードの取り扱いブランドの、主要アイテムは出来る限り試乗します。
例年だと1月の下旬頃から4月上旬まで試乗会が続きます。
今シーズンはコロナウィルスのせいで軒並み中止でしたが...。
全てに参加するわけではありませんが、なるべく多くの試乗会に行き、より多くのアイテムを試します。
特にモデルチェンジを遂げたアイテムは必須です。
受注の為に小売店向けにメーカーが開催するものです。
全国各地の主要スキー場で、メーカーが定めたスケジュールのもと、小売店の担当者が出向き試乗会に参加します。
次シーズンの商品のほぼ全てが試乗可能。
画像は野沢温泉スキーで行われたサロモンスノーボードの試乗会です。
例えば当社に於いては、販売スタッフの商品知識、接客トーク力を高めるために社内で行うスタッフ向けもの。
エリア合同や、数店舗合同などで開催することが多く、その規模感により試乗できるアイテム数も変化します。
そのシーズンに発売されるアイテムの全てがモデルチェンジをするわけではありません。
グラフィック変更のみのアイテムもあります。
今までラインナップに無かったニューアイテムもあります。
一日で試乗出来るアイテム本数には時間的、体力的に限界があるのでスノーボードであれば6~8本ぐらいでしょうか。
試乗コースやリフト運行状況、天候などにもより変化します。
バインディングも試乗しないといけないとなると更に時間的な問題が。
グラフィック変更のみの継続アイテムは試乗することなく、ニューアイテムやモデルチェンジを遂げたアイテムを中心に試乗を繰り返していきます。
それを毎シーズン繰り返していくので、データとして蓄積されていくわけです。
過去20年ほど続けて試乗をしているから膨大な量のアイテム本数になります。
試乗した時の感覚的、フィーリングが店頭での接客に繋がります。
乗らずして乗ったとも言えませんし。
製品のテクノロジーや構造、そしてブランドのバックボーンやライダーイメージ等の全てが相重なってその商品の魅力になります。
購入後に初めて使うまでのワクワク感。
仲間を誘い、滑りに行く予定を立て、実際に使ってみての満足感。
または、慣れて乗りこなせるようになるまでのプロセスも 。
ご来店の際には、その辺のお話と試乗感が伝われば幸いです。